「結の器 9年のあゆみ」展

ご挨拶

このたび、「結の器 9年のあゆみ」展を開催する運びとなりました。 
結の器プロジェクトは活動を始めて、2021年度で9年目となります。私たちは、作陶を通じて人とのつながりをつくっていくことを目的として、これまで8回の作陶ワークショップを実施してきました。 
そして、今年度は「まとめの年」として私たちは今までの活動を振り返り、結の器プロジェクトの意義について改めて考え、これからの活動に繋げていきたいと考えております。 
本展では、結の器プロジェクト結成から現在に至るまでの活動を1年目と6年目、8年目を中心に紹介いたします。
本年度は雙峰祭、ならびに芸術祭がweb開催となったことを受け、「結の器 9年のあゆみ」展もこの特設サイトにてweb展示を行います。
この展示を通して、皆様に結の器プロジェクトについて知っていただけたら幸いです。
 
最後になりましたが、本展示実現にあたり、取材にご協力いただきましたワークショップ参加者の方々、OB・OGをはじめ、関係各位に厚く御礼申し上げます。 

主催者 


 


第1章 結の器とは 

結の器プロジェクトは、2012年に始まった創造的復興支援プロジェクトのひとつです。
創造的復興支援プロジェクトとは、東日本大震災で被災した地域や人たちに対して筑波大学芸術系が行っている復興支援プロジェクトです。筑波大学の多領域にわたる専門分野と芸術とが協働し、地域文化や文化財の復旧、教育の支援活動、街並の復旧など被災地の多様なニーズに応えることを目的としています。そして、芸術が持つ豊かな想像力や発想力、ものづくりの技術などを活かした創造的復興を目指すとともに、私たち学生がこのような社会活動を通じて「繋ぐ力」、「情報発信力」、「突破力」を身につけることを目標としています。

この創造的復興プロジェクトは、2017年から創造的復興:ローカルデザインへと変化し、復興支援目的だけではなく、地域とのつながりも重視した活動へと発展しました。
そんな創造的復興:ローカルデザインのひとつである結の器プロジェクトは、コミュニケーションツールとしての「やきもの」を通して、人々の多様なつながりをつくり、強化していくことを目的として活動を行ってきました。その活動の中心として私たちは、結の器ワークショップや食事会を開催しており、人々や地域の「ゆるやかなつながり」となる場を増やしていきたいと考えています。

第2章 結の活動

「結の器プロジェクト」は、「やきもの」を通して、地域の活性化の向上、人々のつながり及びコミュニティー場の提供を支えております。 
 「結の器 ワークショップ」は、毎年違った技法で器制作のイベントを開催し、器づくりを通じ様々な人と知り合え、地域の人々に新たなつながりが育め、地域のコミュニケーションを強化していく試みです。また、「結の器 お食事会」は、ワークショップにご参加いただいた方々を集めて、プロジェクトで制作した器を使い、食事を通じて交流しようという目的として活動を行ってきました。 


ワークショップ

様々な”つながり”を生んできた、結の器プロジェクトの活動の核となるものです。

食事会

ワークショップで作った器を使った、和気あいあいとした雰囲気の食事会です。参加者の方々に料理を教えていただきながら一緒に料理を作りました。


2020・2021年度は、直接お会いすることができないぶん、
過去のワークショップ参加者の皆さんに手描きの絵葉書を送っております。

第3章 これまでの器

結の器プロジェクトはこれまで8回の作陶ワークショップを実施してきました。毎年キャッチコピーをプロジェクトメンバーで考え、それに合わせたワークショップを行ってきました。
ここでは、2013年から2020年までのワークショップのポスターとキャッチコピーを紹介いたします。その中でも活動の節目である2013年、2018年、2020年のワークショップについては、より詳しくご覧いただけます。

2013

「器を手づくりしませんか?」

2014

「手作りの器を届けませんか。」

2015

「のんびり器をつくりませんか?」

2016

「誰も見たことのない器を

 つくりませんか」

2017

「生まれる会話 つながる器」

2018

「器が作る輪 うまれる会話」

2019

「みんなでつくる和と器」

2020

「わたし、おうち陶!」

第4章 これからの活動

2021年度の結の器プロジェクトは、節目を前に一度立ち止まり、これまでの活動を振り返る年としております。これは、これから先私たち結の器プロジェクトがもっと長い時間を皆様と共に歩むために必要な一年でした。
世間は未だ新型コロナウイルス感染症の影響下にあり、この2年で多くのことが変化してしまったのではないかと思います。それはもちろん、結の器プロジェクトも同様です。対面ではないつながりの形の模索、オンラインワークショップの実施、食事会に替わるコミュニケーション。活動の中の多くのことが新しくなりました。
しかし、私たちの目指すところは同じです。これからも私たちはやきものを通じて皆さまと共に、人や地域の「結」となる場を増やしていきたいと考えております。 


また、今年度の活動の締め括りとして、1月末に「結の器プロジェクト」の展示会を実施する予定です。この展示会では、参加者の皆様に実施したインタビューなども取り入れ、現実の展示として実施する予定になっております。

これからもどうぞ結の器プロジェクトをよろしくお願いいたします。 


「結の器 9年のあゆみ」展


結の器プロジェクト

筑波大学芸術系 齋藤敏寿研究室 結チーム

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